アメリカにおけるスクールカースト
今日、映画を見ていて『エレファント』を久しぶりに見ました。
コロバイン高校銃乱射事件を覚えている人はいますか。
今からちょうど20年前の、1999年4月コロラド州、
2人の青年が13名もの命を奪った、通称『コロバイン高校の虐殺』と呼ばれる乱射事件です。
この事件後から、同じような高校での銃乱射事件が目立つようになってアメリカでは問題視されています。
映画『ソーシャルネットワーク』
この事件のきっかけを作ったものは、学校でのいじめ、又『スクールカースト』
と呼ばれるものです。
スクールカーストとは生徒間で発生する人気の度合いを表す序列のことを表します。
一軍は、ジョック、クイービー男子はアメフト女子はチアリーディングに所属していることが多いと言われています
二軍は、サイドキック、ワナビー、ブリーザー三軍、プレップス、メッセンジャー
四軍はギーク、ゴス、ブレインなどが存在します
ギークはよくアメリカドラマで耳にする言葉で『ビックバンセオリー、ギークな僕らの恋愛法則』などがあると思います。
見て分かると思うのですが、勉強が出来る生徒は下位層に位置づけられます。
スポーツが出来るか出来ないかで分けられてしまうのです。
『教室内スクールカースト』鈴木翔 引用
日本でもスクールカーストというものは存在していて、社会的問題に取り上げられることが多い。最近だとドラマ『32歳の高校生』などが例に挙げられるのではないでしょうか。
体育会系が上位に描写されている映画は、高校だけでなく大学にもあります。
Facebookを創設するまでを描いた映画『ソーシャルネットワーク』での主人公のマークザッカーバーグもスクールカースト上では下に位置付けられるのではないでしょうか。
映画上でウィンクルボス兄弟が登場するが、彼らは有名大学、容姿、ボート部で多数優勝実績など典型的な一軍と言えます。
映画のシーン上で*1『ファイナルクラブ』なる社交クラブが登場し、これもスクールカースト上で上位に使用されることがあるのではないかと私は考えます。
また、ファイナルクラブに入ることで、クラブの輩出者には財界や金融界の重要な人物がいて卒業後の進路も繋がりをもつと言われています。
*1 ファイナルクラブとは
ハーバード大学にある男子学生限定の秘密結社組織。日本で言う社交クラブのことである。「個人能力」「人脈」「家系、資産」が重要である。
他のアメリカ大学では、ソロリティやフラタニティといった言葉で称されることがある。
スクールカーストは学校という小さな組織だからこそ生まれた産物だと思います。
マークザッカーバーグ、コロバイン事件の容疑者、全く関係ないようで同じような関係性があると思います。
彼らの共通点は「社会への批判」
ただ、それをプラスに使うかマイナスに使うかは人それぞれなのかもしれません。